家庭科3の腕前
私、自慢じゃないですけど、家庭科3。
小中高ず~っと3。
5段階評価の3、10段階評価で倍の6、つまり万年3だったんですね。
一番の理由は、つまらなかったから。
高度経済成長期の昭和ですからね。女子は家庭科、男子は技術っていうふうに性別で内容が分かれてたんです。当時の私は、のこぎりやハンダゴテを使ってる男子の方が断然おもしろそうで、なんで女子は裁縫なんだよ、乳児のうんちの色とか、そんなもん中高生に教えてどーすんの?って頭ん中疑問符だらけでしたわ。しかも家庭科教師って大概ババアで、学校にまで母親がいるんかい!って感じだったし、もう反抗期真っ只中よ。
提出物は出さないわ、テスト勉強しないわ、教師嫌いだわで、結果万年3ですわ。
ほう、上等じゃん!てなもんでしたわ。
こんなでも3って、それはそれですごいでしょ?
その私がですね、後々洋服やら作るようになったりして、一時期趣味に昇格してたくらい、人って変わるもんですわ。
気づいたんですよ。ここは2ミリ内側を縫うとか、あんな細かい決まりを無視しても、着られるものは作れるってことにね。
趣味的なものに、テストとか評価とか必要ないんですよ。
つまり、好きなように縫えばいいんです。楽しくやりゃあいいんですよ。
でね、裏地のないウール素材のスカートやパンツって、下に分厚いタイツを穿いててもチクチクするじゃないですか。
この万年家庭科3の私、手縫いで裏地を付けるの、結構得意なんですよ。
見栄えはアレですけどね、どうせ裏だから見えないし、どうでもええんです。
ほら、こんな具合。
見よ、家庭科3の腕前!
なかなかよろしいでしょ?
使ったのはこれ。
普段Mですが、3L使用です。 ちょっときつめなので、ワンサイズかツーサイズ上をおすすめします。 |
これだけ穿いてもさらさらして気持ちいいんですけどね、タイツも穿くとなると3枚重ね着になって、トイレとか大変じゃないですか。
その点、ズボンに縫いつけたら何かとラクなんですよ。
ペチコートのウエストゴムを外して、中表にして縫いつけるんです。
どうよ!
決まりごとなんかなくったって、適当でも何とかなるのよ~。